■シャンプーって何？石けんって何？
シャンプーってただ頭を洗うだけなのに、本当にいろいろなものが入ってるんです。
原料をみると何がなんだかわからない成分がたっぷり。
わからないまま漫然と使っていました。
私にはこれが良くなかったんです。保存剤や有害化学物質がたっぷり。
とりあえず某通販サイトの売り上げTOP10のシャンプーを調べてみました。
一番多かったのが洗浄成分は「ラウレス硫酸Na（ナトリウム）」。
これって、PRTR制度（化学物質※1がどこからどれだけ排出・移動されているかを国に届け出る制度）の対象。ざっと調べたけどなんだかピンとこない。
他にどんな物質がPRTR制度の対象なのかなと思ったら・・・水俣病のメチル水銀やイタイイタイ病のカドミウムが登場。
これってやばくない？やっとピンと来ることができました。
※1：化学物質（＝第一種指定化学物質）
①人の健康を損なうおそれがあるもの
②動植物の生息もしくは生殖に支障を及ぼすおそれがあるもの
③オゾン層を破壊し、太陽紫外放射の地表に到達する量を増加させることにより人の健康を損なうおそれがある物質。（市民ガイドブック）
この「ラウレス硫酸Na」。
シャンプー分野ではあまりに有名すぎ各所で紹介されているためすぐわかるのですが、PRTR制度のリストでは
「ポリ（オキシエチレン）=アルキルエーテル（アルキル基の炭素数が12から15までのもの及びその混合物に限る。）」と記載（たぶんこの名称であってるはず）。
これは不親切。
シャンプーの表示は厚生労働省、PRTR制度は経済産業省とTOPが違うからこんなことが起こっているのか・・・。困ったものです。
なんでこんなに売れてるの？「ラウレス硫酸」入りのシャンプー・・・。
そして「ラウレス硫酸」以外にも微妙は成分はいっぱい。
ひとつづつ調べるのしんどすぎます。
ところがあったじゃないですか、「石けん」。
まずは「石けん」シャンプーを調べることに。
なぜ石けんシャンプーに目を付けたかというと、「石けん」成分しか入ってないので、余計なことにわずらわされず使うことができるからです（と思っていました）。
表示は「石けん素地」「カリ石けん素地」「ヤシ油、水酸化K」など。ところがこの石けんシャンプーにも保湿や防腐の成分が・・・。
「石けん」シャンプー＝「絶対に大丈夫」ではないんですね。
それならどうしたらいいのか？
良さげなシャンプーをひとつずつ調べていくしかありません。
気の遠くなる作業ですが、自分と子どもの体は自分で守らなければ！
そこで調べてみました。
ありかなと思ったのは次の商品。
とりあえず書籍を読みあさりネットで補強して、今の私なりのこれならば、をピックアップでし、企業姿勢的なものに惹かれる会社を選びました。
- 無添加せっけんシャンプー泡タイプ（シャボン玉石けん）
- 無添加 泡のせっけんシャンプー（ミヨシ石鹸)
- ヘアシャンプー（OSAJI）
- ジューシィラブアユールガーデンシャンプーα（CHO CHO & Co.）
- スキャルプシャンプー（モアコスメティックス）(サロン専売品)
１．シャボン玉石けんのシャンプー
石けんの雄とくればシャボン玉石けん。
「成分：水、カリ石けん素地」とてもシンプルです。
天然の保湿成分「グリセリン」が残った石けんに仕上がっているそう。
それはじっくり時間をかけた「ケン化法」で作っているから。
そもそも社長自身が原因不明の湿疹に悩まされていたところ、無添加石けんにより回復したというエピソードを持っており、紆余曲折ありながらも無添加石けんへの情熱を捨てなかったという熱いエピソードの持ち主なのです。
石けんメーカーのパイオニアとして信頼のおける会社かと思います。
無添加せっけんシャンプー泡タイプ 520ml ￥1,045
２．ミヨシ石鹸のシャンプー
続いてミヨシ石鹸。
使うブランドを一本化すると万が一の時に困るかなと探しました。
「成分：水、ラウリン酸K、ミリスチン酸K、ヒマシ油脂肪酸K、パルミチン酸K、ステアリン酸K」≒「水、カリ石けん素地」？
「ヒマシ油脂肪酸K」をあえて表示してるのがよくわからないのですが、「植物由来のひまし油配合」とあるのでそれのPRかと。
無添加 泡の石けんシャンプー 500ml ￥990
以下、石けんシャンプー以外。
３．OSAJI（オサジ）のシャンプー
知る人ぞ知る化粧品メーカー。化学系の会社からの分業という異色の社歴。
ヘアシャンプー 500ml ￥2,200
成分：水、ラウロイルメチルアラニンNa、ジグリセリン、コカミドプロピルベタイン、ココイルアラニンNa、プロパンジオール、コカミドメチルMEA、ペンチレングリコール、ツバキ種子油、（エイコサン二酸/テトラデカン二酸）ポリグリセリル-10、グリセリン、クエン酸、ポリクオタニウム-10、ジメチロールプロピオン酸ヘキシル
・・・
・・・
なんのこっちゃ
洗浄成分、保湿成分が配合されています。
防腐剤としての物質はなさそう。抗菌効果のある保湿剤を入れることでシャンプーの製造後3年以内ルールを守っているのではないかと思われます。
４．CHO CHO & Co.のシャンプー
元（？）小悪魔作家蝶々さんの立ち上げたコスメブランド。
頭皮アイテムはこれ1本なのでこだわりが感じられます。
ジューシィラブアユールガーデンシャンプーα 200ml ￥4,980
成分：水、ココイルグルタミン酸TEA、コカミドプロピ ルベタイン、コカミドメチルMEA、ラウロイルアスパ ラギン酸Na、カンゾウ根エキス、BG、塩化Na、ヤシ油、ゴマ油、バコパモンニエリア油、テルミナリア ベリリカ果実油、アンマロクエキス、アダン油、クル クマアングスチフォリア根茎油、ストリクノスポタトル ム種子油、ベチベル根油、ビャクダン油、テルミナリ アアルジュナ樹皮油、ライム油、ヨウサイ油、アザジラクタインジカ葉油、アロエベラ葉エキス、テツザイノキ樹皮/葉油、クリヌムゼイラニクム油、ヒマシ油、 ナンバンアイエキス、ベンガルカラタチ葉油、キンマ 葉油、マンゴー種子油、モノコリアハスタタ油、タカサブロウ葉 油 、ツボクサエキス 、ツルノゲイトウ油 、 コスキニウムフェネストラツム茎油、バターエキス、 サラシアレチクラタ木エキス、メリアアザジラクタ葉 エキス、アンマロク果実エキス、ピロクトンオラミン、 グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、グリセリン、PCAオレイン酸グリセリル、PEG-90M、 シクロデキストリン、マルトシルシクロデキストリン、 ポリクオタニウム-10、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、フェノキシエタノール
・・・
・・・
またもやですが、なんのこっちゃ
洗浄成分、保湿成分、防腐剤が配合されています。
防腐剤として「フェノキシエタノール」を入れることでシャンプーの製造後3年以内ルールを守っているようです。
髪に優しいことをPRしているシャンプーに良く使われている流行り（？）の防腐剤ですね。
５．モアコスメティックスのシャンプー
髪にやさしい洗浄成分を発見し会社をたちあげた方のブランド。
会社から一般への通販・店舗販売は行っていないためハードル高いです（会社と契約したサロン・美容院の対面販売のみ）。
自慢の洗浄成分「ラウレス-3酢酸アミノ酸」の特許がきれるのはまだ先（2032年？）なので、しばらくはサロン専売品として購入・体験できます。
スキャルプシャンプー 500ml ￥3,850
成分：水、BG、ラウレス-３酢酸、ラウラミドプロピルベタイン、ココイルメチルタウリンNa、コカミドDEA、アルギニン、カプリル酸グリセリル、ポリクオタニウム-10、リシン、ヒスチジン、ポリクオタニウム-51、セージエキス、ローズマリーエキス、ホホバ葉エキス、シコンエキス、グリセリン、(メタクリル酸グリセリルアミドエチル/メタクリル酸ステアリル)コポリマー、ホホバ油、トコフェロール、アスパラギン酸、クエン酸、ポリクオタニウム-７、ステアラミドエチルジエチルアミン、トリオクタノイン、香料、メチルパラベン、エタノール
・・・
・・・
そしてまたもやですが、なんのこっちゃ
洗浄成分、保湿成分、防腐剤が配合されています。
防腐剤として「メチルパラベン」を入れることでシャンプーの製造後3年以内ルールを守っているようです。
とまあ、ざっくりと紹介しましたが、この防腐剤ひとつとっても一方では良い、一方では悪いと様々な意見がとびかっています。
専門家でさえ意見が別れているのに素人が判断するのは無理です。
シャンプーって温度の高い場所で使われるから特に経皮吸収されるのに・・・。
会社の利益ではなく消費者の健康を考えてくれる会社がもっと増えたらいいのに・・・。
私も試行錯誤ではありますが、判断のひとつになればとこの記事を書くことにしました。
参考になれば幸いです。
マンガでわかりやすい参考書籍はコチラ
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七田式のオフィシャルストアでも販売されてました。ちょっとびっくり。
※上記の情報は全て管理人独自の調査に基づくものです。皮膚トラブル等は責任を負いかねますのでご了承ください。
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